2017-06-30

本からいろんなことを学んでいます

『ものづくりには夢がある 世界を変えるデザイン』

先日、お客様にお送りした手紙に書いた本です。

おおよそ6年前に会社を辞めて、自分で家具をデザインして売っていこうと決めた頃に読みました。

綺麗で安全な水を遠くまで汲みに行かないと手に入らない地域に、ドーナツ型の空洞の容器をデザインして、子供でも転がして運べるようにした話がとても印象に残っています。

シンプルで便利で、わくわくするようなデザインが好きなのはこの頃から変わっていません。

先日、ブラックチェリーのワードローブをお届けしたお客様のお宅に久しぶりにお伺いしました。
そして、綺麗にスーツが仕舞われているのが嬉しくて、撮った一枚です。

こちらは、高さと奥行きのあるホワイトオークのキャビネット。
左右の扉框に取っ手に使用したウォルナットと同じ色のサランネットを張れば完成です。

お客様の部屋に似合うと良いなあ。。


2017-06-24

手紙を書きました

お客様にようやく、手紙を書くことができました。

ひとりひとりのお客様との会話やお届けした家具を思い浮かべながら、宛名を書いていました。


昨年の夏に、前の工房併設ギャラリーを立ち退くように言われました。

十分な時間が無かったこともあり、もとの場所に近いところや、工房とお店を併設する形を維持するのも難しいことを知り、とにかく家具を作り続けられる場所を探しました。

そしてようやく今の場所と出会い、元気で穏やかな気持ちで家具製作に向き合えるようになりました。

「元気でまっすぐに、日々頑張っています」

という報告を届けられたのが、とても嬉しかったのです。


手紙の内容を少しだけ。

「この仕事を始めた頃『世界を変えるデザイン』という本を読んで、そんな仕事をしたいと思っていました。でも、今は自分のまわりの大切な人たちの世界が自分のデザインした家具でちょっとだけ良くなればいいなあ、と考えています。

新しい場所は空が広くて、気持ちのよいところです。」


さて、今日もまめまめしく家具を作ります。

ご注文やお問い合せ、お待ちしています。


2017-06-11

梅雨入り、そして看板描き

梅雨に入りました。

道端に咲く紫陽花に心を踊らせながらも、この時期は湿度を気にしながらの仕事になります。


これから作るホワイトオーク材のキャビネットです。

とても大きなものなので、たくさんの材料を二回に分けて接ぎ合わせました。
ウォルナット材の取っ手や、スピーカー用のサランネットを組み合わせる予定です。

どんなふうになるのか、今からワクワクしています。


そして梅雨が本格化する前に、工房の入り口の扉が無事に完成し(良かった。。)看板を青いペンキで描きました。


これでようやくご近所の人たちに、何をやっているかを知ってもらうことができます。

ちなみに看板は手描きです。「會」の字がとても難しかった。。



2017-06-02

懐かしい場所へ

先日、ダイニングテーブルと椅子を納品してきました。

清澄白河へのお届けでした。


「まだ子供たちが小さいので、部屋を格好良くすることがなかなかできない」

とお客様がおっしゃっていましたが、そんなことはなくとても落ち着ける素敵な部屋でした。

その日はもう一軒ロウテーブルをお届けし、打ち合わせにも伺い、懐かしい空気と良い刺激を吸収することができた、そんな一日になりました。



そして工房では、正面入り口の製作に取り掛かっています。

取り寄せた扉の引き戸の吊り金具の箱が、レトロでなんだか可愛いです。



シャッターが閉まるように、その内側に壁面と引き戸の木枠を作りました。

いったい何屋なんだかわからなくなってきました。。