2013-03-20

文庫本用、木のしおり

新作の小物「月のしおり」が出来ました。


柄の部分は真鍮作家さんにお願いして作って頂きました。

電車の向かい側の席に座った人の文庫本から
ぴょこんと顔を出す木の三日月がいたら…

偶然にもそんな場面に出逢えたら、
普段は人見知りな僕ですが…嬉しくてつい声をかけてしまうかもしれません。


2013-03-09

ある晴れた日の納品

先日、ブラックチェリーのダイニングセットを納品してきました。

「大きくて幅の広いテーブルを生活の中心に据えたい」
ということで、長さ190センチ幅95センチの大きなテーブルに
ダイニングチェアとアームチェアを二脚ずつ併せました。


キッチンから一番近い場所に浅い引出しを付けました。


事前に部屋を見せてもらいお客様の思いやこれからのことを聞きながら
何度も打ち合わせをしていたので、あっという間の三ヶ月でした。

そしていつもそうなのですが、実際に部屋に置くまでとても緊張します。
正直言うと部屋に置いてみないとわからないことがあるのです。

それでも、テーブルを見るお客様の表情を眺めながら、
お客様が思い描いていた通りの、
あるいはその想像をちょっと超えた家具を届けることができたのかなあと思えたとき、
言葉を超えて、
モノを通してお客様と深く繋がることが出来たような気がします。


こういうことがあるからモノ作りはやめられない


そして今回は、お客様のご希望で一緒に納品をしました。
家具を荷台に積み込んでお客様とともに車に乗り込みながら、
空はとても青くて、

このままピクニックに出かけて行くような…

穏やかで愉しい納品でした。