2012-06-09

歩いてベンチを届ける

本日はあいにくの雨。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

こんな日はお気に入りの木の椅子に座ってのんびりと読書に耽る、
まあ、木の椅子でなくてもいいんですが、
なんとなくジメジメとした雰囲気も、
木の家具が、呼吸をして水分を調節してくれていると思うと
さらりと気分良く過ごせるものです。
実際に、オイル仕上げの無垢の木の家具にはそういった機能があります。


さて今回は、先週の土曜日の晴れた日の納品のお話。

工房から5分ばかり歩いた川沿いに建つマンションに、
歩いて『風を待つベンチ』を届けてきました。




チェリー材のフローリングに窓から差し込む光が映る明るいお部屋に、
既にお持ちのダイニングテーブルに合わせ『風を待つベンチ』を設置しました。
周りの家具と比べてまだ若々しいけれど、
でも数カ月もすれば
だんだんと落ち着いた色になり艶やかになっていくことでしょう。

こうして、作ったものを直接お届けするのは、
家具がこれからその使い手となるお客様と共に
どのように変化し協調していくか
その一端を知ることができて、
とても貴重な体験で今後の仕事にも繋がってゆきます。

また、晴れた日にこうして直接歩いて届けるのは、気持ちのよいものです。


帰りにのんびりと散歩していたら、
スカイツリーがこんな近くに見えました。