2年前の今日は朝から雨でした。そしてその日、お客さんは一人も来ませんでした。
せっかく「アオゾラカグシキ會社」という名前を付けたのに、
記念すべきギャラリーオープン1日目はそんなふうに始まりました。
あれから2年。
この場所に種をまくことからはじめて、ようやく少しずつ芽が出てきたような気がします。
「町の家具屋」という名前の種。
世界の何処へでも、行くことや繋がることができることが少しも便利だとは思えずに、
自分の手の届く範囲で、手に触れてもらえる方法でやりたかったのです。
昨日、近所のお客様に歩いてウォルナットのアームチェアを届けました。
椅子を抱えて資料館通りを歩きながらふと、
芽が出始めているのを感じ、自分にはこのやり方が合っていると思いました。
たくさんのお客様に支えてもらった2年間でした。
ほんとうに感謝です。
そしてそれにはいい家具を作ることで返していくしかありません。
さて、先日無事に上下2分割の大きな壁面収納家具の納品を終えました。
2年目の区切りを付ける自分にとっても大きな仕事でした。
アオゾラレター次回予告「アオゾラカグ史上最大の作戦(仮)」乞うご期待!