2015-11-10

旅と納品を兼ねて

先日、倉敷市まで。初めて遠方へ家具をお届けしてきました。

ですが、納品のお話は次回にさせて頂くとして…

お届けの前日の空いた時間を利用して、岡山県からちょっと足を延ばして瀬戸内海の向こう側へ行ってきました。

まずは、うどん。穴子天とちくわ天を乗せて…


そしてそのあと、琴電にコトコト揺られて、日帰り温泉施設「仏生山温泉」へ。

素敵な湯上がり空間です。

そして、ここに来た目的の、喫茶スペースにあるウォルナットのテーブルと椅子。

以前にお客様から聞いていて、一度、見てみたかったのです。

いろんな人が集う場所に無造作に置かれ、そのために親しみを持って使われており、その感じが、まるで京都大学近くの「進々堂」にある長椅子とテーブルのように思えます。

いいなあ。いつか、こういう仕事がしてみたいです。



2015-11-01

チェリーの棚付きテーブル

暑かったり、寒かったり、秋を感じづらい気候が続きます。

また新たな家具を、お届けしてきました。

ソファにあわせて使う、少し低めの棚付きダイニングテーブルです。


シェーカー家具に倣ったこの脚の形状は、ソファやベンチとあわせた時に良く似合います。

さらに横から出入りしやすいという、使いやすさのメリットがあります。


今回は図面を描く前に、お客様のお宅に採寸に伺ったのですが、そこでとても良い打ち合わせができました。

そして「今回は良い家具が作れる」という確信が、もうその時にありました。

自信家とはまるで真逆の性格なのですが、そういうことが時々あります。

もの作りはコミュニケーションだなあと、つくづく思います。


棚の上にさり気なく置かれた、シェーカーのオーバルボックスも、良いなあ…。



2015-10-23

時間が育てるもの

一人きりで仕事をしていると時々、行き詰まったり途方に暮れることがあります。

そういう時には、その日は考えるのをやめます。そして、次の日の自分に相談します。
あるいは、何日かそのまま寝かせておきます。

そうすると不思議と、進むべき道が見つかることもよくあるのです。


この二つの『月の座卓』を見ながら、ふとそんなことを思いました。

右は作って間もないもの。
左はよく日の当たるギャラリーに三年ほど置いていたものです。

ブラックチェリーならではの色の経年変化。ああ、どちらも良いなあ。


さて、こちらはただいま製作中の家具。この穴は猫が通るためのもの。

以前に猫が登るための棚を作ったので、これがアオゾラ猫家具第二弾となります!
(こちらが意図せず気に入ってくれて、いつのまにやら猫が乗った場合は除く…)


はたして、気まぐれな猫は登ってくれるかなあ?